あれからどうなった脱北家族 =激写リストに戻る=
日本中がびっくり、海保はどっきり、あれほど日本中を騒がせ、この不肖・宮嶋も青森の寒村にへばりついた。
なんでシャブ持ち込んだ怪しい一家はご希望通り、半島の南に行けるのに日本人拉致被害者を帰さんのじゃ。

皆この一家の張り番にどんなにつかれていても、県警のお偉いさんにはぶらさがる。しかし県警のお偉いさんとゆうても、強烈な津軽弁、ズーズー何ゆうとるのかさっぱりわからん。だれか通訳呼んで来い

部隊は東北から一転茨城の霞ヶ浦、かの地の陸上自衛隊霞ヶ浦航空基地に脱北家族がヘリで運ばれてくると聞きつけ、わしも超望遠持参で駆けつけた。
ヘリの機内でしかチャンスはないと思い、キャノピーの反射を消すPL(偏光)フィルターも内蔵、PLつかうとほれこのとおり、よく透ける

霞ヶ浦といえば、歌にもなっとる予科練が集った帝国海軍の思い出の地である。現在は「赤とんぼ」(模型道にもアップされとるからあとで見てみよう)の代わりに「コブラ」や「ブラックホーク」が飛び回る。そんな聖地にシャブ隠した怪しい一家がヘリで舞い降りるとゆうのである。さすがの自衛隊もヘリポートは当局に貸しても我々には一切取材対応なし、まあ予想しとったけど・・・

かくしてたっかいフェンス越しの長距離戦となった

かくして予定時間をおおはばに遅れて飛んできた青森県警のヘリはご覧の有様、いくら偏光フィルターでも、こんな厚いカーテンは透けん、なにをみちのくの警察はこんな一家をかばうのや、しかしこの一家のゆうことがほんまなら、一家は車ですら満足に乗ったことない人民階級、ヘリなんぞこんなヤバイ橋でもわたらな一生乗せてもらえん、しかしカーテンで外が見えんヘリの動きでさぞかしヘリ酔いしたであろう

ヘリが着陸して、一家を降ろすまえにまず、警察か入管の法務省当局か打ち合わせ、こんなツイン・タービンのエンジン音で声なんか届くかえ

まずは親父から、やはりにらんだとおり、ツイン・タービンエンジンのダウンウオッシュでは警察お得意のブルーシート張れん

続いて長男、親父は人民帽やが、息子は青森県警差し入れのキャップか

キャップを目深にかぶっても将軍サマよりださいジャンパーは隠せん。防弾チョッキを纏った当局関係者の集団を陸自隊員が遠巻きに見守る

さらに母親、こちらも県警差し入れのなんとナイキのキャップ、よっぽどうれしいのかこのスタイルインチョン空港までかわらなかった。

あと一人シャブ持ち込んだ次男はどこや

最後次男はなぜか機体左から単独、やはりシャブもってたせいか

せっかくのめぐんでもらったキャップをかぶせて顔を隠そうとする当局関係者の手をはらいのける次男、ずいぶんえらそうな犯罪者に関係者も寛大である

どう見ても護送である、いくら人道か知らんがこのまま半島の南に厄介払いしてもええの

ずいぶん犯罪者のうえに態度がおおきい次男、顔もどう見てもかたぎやない

最後はやっぱり目張りされた大型バスで一家そろって
霞ヶ浦を出発

霞ヶ浦近くの同じ茨城県内の、法務省入管施設にやっと収容されたものの、この一家の旅はあともうひと飛び、半島の南で今は自由を謳歌されとるのであろう。それにしても、まだ帰れぬ日本人拉致被害者の捜査にもちょっとは協力したれよ、あの半島には一宿一飯の恩の言葉はないか
 
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