パキスタン地震
=激写リストに戻る=
槌音虚しく。
青空教室ならぬテント教室。
川原での野営は急な増水や地殻変動で絶対アカンと言われるがもはやここまでできるといまさら移動もままならないし、そんな広大な平地もない。これもおおきな建物の、屋根のある体育館などで違う家族と生活できない宗教的理由もある。
古着だけが集まり過ぎ。
テントの中に収まりきれない服は結局野ざらしになる。
山岳地帯では車のある家とない家では大違い。
パキンスタンは砂漠の国の印象だが実は山ばっか。
山岳地帯なので日が暮れるのは早い。
秋の日は釣瓶落としとよく言うがまもなく日が暮れる。結構寒い。
被災民用テントと一緒に。
これで道路が崩れたらヘリしかないわ。
たとえ外国に行っても定期点検は同じ。
向こうの旧ソ連製のミル8に比べるとUH−1は少し小振り。
山岳部農業地帯はほとんど段々畑。
目の前に立ちはだかる山々がフライト中結構怖い。
到着後一週間でやっと組み上げられた試運転中の(イギリス空軍の)CHー47「チヌーク」。
一ノ瀬先輩を意識して。
段々畑の間に集落がある。段々畑でも崩れるときは崩れる。
着陸中も万が一のためにエンジンは止めない。(万が一この山の中で再始動出来ないと困るから)
こんなふっかい谷底の村落に車が着くわけない。ただでさえ、道路はがけ崩れでずたずたである。けが人運ぶのも支援物資届けるのも、人力かへりしかない。
ただでさえ山岳地帯、朝夕結構冷えてきたちゅうのに、このうっすい天幕暮らしが続く。
谷が深い。被災地を水平に見ながらヘリが飛べるぐらいである。こちらも自衛隊が飛ばしているのと同型のUH-1へりだが、パキスタン空軍のへりである。
←Part3へ戻る
Part5へ進む→
= 激写リストに戻る =
= ホームに戻る =