俺様の模型道
フォッケウルフ Ta154A-0 長谷川製作所製

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フォッケウルフ Ta154A-0 長谷川製作所製 1/48

発売直後のモデルを読者の方からいただき早速作ってみました。 機首のアンテナ部分は別として、機体はきわめてシンプル、かみ合わせもしっくり、あっとゆうまに組みあがった。ただ実機と違い、機首のほうが軽くしりもちをついてしまう。実機はエンジン部分が重いため、そうならない。 そのためプラモでは鉛のバラストを機首部分にしこまなければならないのだが、そうなると脚に負荷がかかる。これまた実機と違い、脚もプラスチックのため時間がたつとひん曲がってくるかかみ合わせ部分から折れてしまう。機首部分の脚は直線なのでバラストの負荷にもかかわらず、しっかりしているが、主翼の2脚は複雑なつくりのためすでに2度補修した。この複雑なアンテナもよくできており、この状態でもくるくる回り、折れにくくなっている。 取説によると、イギリスの名機中の名機、映画の「モスキート爆撃隊」のモデルにもなった「モスキート」に対抗して開発された。現在のサーブの旅客機にも似たシルエッテで洗練されたようにも見えるが、事実は典型的な駄作機。モスキートはその名のとおり軽い。それもそのはずモスキートは木製だったのである。Ta154もやっぱ木製。ただモスキートと比べエンジンが非力な上、木製なゆえ機体の強度が足らず空中分解をくりかえした。 当初の目的は夜間戦闘機、この複雑なつくりのレーダーはそのためである。 製作日数1週間。

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