プラモの聖地静岡にはタミヤや長谷川など大手から中小までさまざまなプラモメーカーがひしめいているが、こちらは埼玉のわらびに本社がある有井製作所せいである。このほかに陸軍の練習機なども作っていらっしゃる。この練習機この色からあかとんぼと呼ばれた有名でまた親しまれた練習機である。米軍でのコードネームはWILLOW.柳の意だが別にやなぎのようにしなやかな機と言うより、もうひとつ隠れた意味がWILLOWにはある。失恋とか悲劇の意味がWILLOWにはある。すべての海軍の飛行機乗りがこの赤とんぼの操縦桿を最初ににぎった。実に5500機以上作られたが、終戦近くには250キロ爆弾抱かされて、特攻機としても使われた。練習機を特攻に使ってしまったらあとにパイロットの養成ができなくなってまうがもはやなりふりかまってられないほど当時は物資不足はすさまじかった。まさに悲劇の練習機であった。モデルは複葉機ゆえに主翼のつなぎあわせにてこずったが、まあ練習機ゆえにシンプルな造りでまあうまくいった。車輪止めもちゃんと用意されており、心にくい。この鮮やかなオレンジ色もグンゼのノーマル塗料。ただパイロットのフィギュアーがちゃちい。製作日数2週間。