俺様の模型道
1/48 帝国海軍 航空技術廠
陸上爆撃機彗星三三型 ファインモールド社製


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1/48 帝国海軍 航空技術廠 陸上爆撃機彗星三三型 ファインモールド社製

終戦近くなって戦局が悪化したため、海軍機でありながら搭載されるべく空母もろくすっぽなく、なぜか艦爆(艦上爆撃機)から陸上爆撃機というカテゴリーに入ったというけったいな運命の「彗星」である。それでもなぜかしっかり着艦フック付きである。しかし帝国海軍で陸上爆撃機というのはこのモデルを作って初めて知った。普通海軍では陸上攻撃機、略して陸攻というとったんではなかろうか。
この他に知っとる方いらしたらおしえて下さい。
このモデルは硫黄島の飛行場から飛び立っていった第2御盾(みたてとよみます)特別攻撃隊の塗装である。その名の通り特攻機である。私ですら三度しか訪れたことのない硫黄島でもこの第2御盾特攻隊の慰霊塔がスリバチ山山頂にあった。
閉開式のハッチ付爆弾倉内に50キロ爆弾1、左右両主翼下に250キロを2つ抱くきわめて破壊力の高い単発2人乗り機であった。
ちなみに第2御盾特攻隊は仮設空母1隻を撃沈、他2隻の艦船にも損害を与え、結局これが日本の空母撃沈の最後になったという。(取説による)
ちなみにモデルはコックピット内に偏流測定器までセットされたマニアック作りでメタルパーツが多用されていてなかなかせいみつである。

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