俺様の模型道
雪上車 SM100型
推定スケール 1/72 メーカー不明

雪上車 SM100型

海上自衛隊呉基地の基地開放日のお祭りイベントにお邪魔したさい、南極コーナーでいただいた。なんちゅうても「しらせ」2代目は海上自衛隊にロールアウトしたし、南極までの足といえば海上自衛隊のアイスブレーカー(砕氷艦)しらせしか今だないのである。ただしこの雪上車は文科省の仕切る南極観測隊が運用。陸上自衛隊の東北、北海道地方にも同じタイプの雪上車が配備されている。操縦は自衛隊も観測隊も同じ。ただし戦車のように左右のキャタピラ逆回ししてぐるぐるはできないがあとは同じレバー式ハンドル。メーカーは新潟の大原鉄工所。雪上車市場が南極観測と自衛隊、スキー場ぐらいしかないが、この大原鉄工所がほぼ独占状態。南極観測隊にも車両担当で大原鉄工所から文科省に出向、観測隊に参加している。なんちゅうても雪上車は南極大陸旅行中は移動手段でもあり、住居にもあらなあかんのである。雪上車の事故、故障は生命にもかかわるのである。わしも「しらせ」艦長の帖佐1佐(当時)より南極大陸限定のキャタピラーとスノーモービル免許をいただきそれこそいやっとゆうほど運転した。毎日氷の上に横になりキャタピラーの裏側の氷落しとボルト交換、エンジンとミッション整備に励み雪上車の構造にすっかり詳しくなった。このSM100型のSMはスノーモービルの略やが、需要が限られとるから高い、約6000万やったかな・・・前進1速、後進1速のオートマやが、内陸に向かうと上りのうえ引っ張るそりも重いので1速しか使わんせいか、ミッションオイルがよう減り、点検と補充がエライしんどい。先代のSM50型には約6週間すごしたがこっちは小ぶりの4速のマニュアルトランスミッション、キャタピラーの変速はクラッチをガツンとつなぐ。キャタピラーと雪面の摩擦はごっついのでクラッチ切ったとたん雪上車はスカッと止まってしまうので変速にはこつがいった。そんな思い出深いSM100が糊かセロテープだけで作れた。
製作時間10分

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