久しぶりに戦車である。自走砲は正確には戦車やないが、このヴェスペはもとが２号戦車、いくら１２．７ミリ機銃と２０ミリ機関砲しか武装がないとはいえ、緒戦のドイツ軍のブリッツ・クリーク（電撃戦）の陸上の主役となったぐらい機動力を発揮したものの、やはり武装の貧弱さは覆い隠すべくもなく、そこで機動性のある２号戦車の車体を利用、そのうえに１０５ミリ砲をのせてしもうたのである。それがヴェスペである。戦車のなかでもかなり小ぶりの２号戦車にあの８８ミリ砲よりでかい１０５ミリ砲をである。かなりアンバランス、不安定に見えるのはそのためである。キットはわしが小学生のころよりあったタミヤの1/35スケールのMMシリーズに対抗したわけやないやろうが、同じ玩具メーカーのバンダイが発売した小ぶりの1/48シリーズのひとつ。わしもジオラマ作るのに何個か買ったが、今回は中古品をホビーショップで見つけ買い求めた。車内の弾薬は1/35MMシリーズのデテイールアップパーツの金属製のとても精巧な砲弾、空薬きょうと替えた。塗装はアフリカ軍団やのに、フィギュアーの塗装指示はもろヨーロッパ仕様。ちょいと精密さが・・・やが車体はこのとおり。ちゃんと１０５ミリ砲の仰角も換えれる。
製作日数　１ヶ月