俺様の模型道
アメリカ海軍 コンソリデイテッド PBY-5「カタリナ」
1/48 アメリカ モノグラム社製

アメリカ海軍 コンソリデイテッド PBY-5 「カタリナ」

ややこしい名の会社やが「合併した」とかゆう意、コソリテイデッド社のほかの有名な機としてはB-24「リベレーター」がある。これもでかい。でかいとゆうより機体の長さに比べウィングスパン(翼幅)と翼面積が異様に大きいのである。
これでも主翼両端のフロートが折りたたみ式、これを折りたたむともっと長くなる。が、世界で最も多く製造された飛行艇である。愛称は「CAT」、映画にも度々登場する。「U571」ではラストのクルー救出、「トラ・トラ・トラ」ではアメリカ太平洋艦隊司令官、マーチン・バルサム演じるキンメル大将がこの「カタリナ」に乗って真珠湾に向かう途中、開戦してしまい、零戦に追われながら強行着陸する。そのオアフ基地所属の塗装にした。哀れその直後「カタリナ」ばたばた再び飛び立つまもなく、バラバラにされてしまう。まだあのロケ時にはフライアブルな「カタリナ」があったのであろう。さすが世界で最も多く作られた飛行艇である。史実ではミッドウェーでは南雲機動部隊を発見したり、ドイツ戦艦「ビスマルク」の追撃でも活躍している。ただ2000マイルを超える航続距離はあるものの、このドンガラで双発エンジンである。のろくて小回りはきかんは零戦に見つかったら一巻の終わり、またB-17やB-24に比べ武装は機首と両舷、しかもキャリバーー50、12.7ミリ機銃の単装、まあ機体下部に機銃付けたら着水できんからしゃあないが、クルーは不安やったであろう。せいぜい攻撃は潜水艦狩りのときぐらい、このキットの爆装も対潜爆雷2つだけである。こんな棺おけ飛行艇に比べ我が国には2式大艇とゆう当時世界で最も優秀な飛行艇があった。戦後米軍が真っ先に武装解除もそこそこにこの2式大艇を接収、本国に持ち帰って徹底研究した。今まで東京の船の科学館に弾痕が残るこの2式大艇が展示されとったが、現在は海上自衛隊鹿屋基地に移されそこで余生をすごしている。「カタリナ」もええが2式大艇、1/72スケールのキットしかない、1/48どっかからだしてくれんやろか?
このでかさにもかかわらず、主翼が1枚機体の上部にのっかているため、強度も充分、ただし係留ロープが雑で塗装もてこずった。
製作日数1ヶ月。



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