谷川俊規「めっちゃピンぼけ」


出版社 文芸社
出版年月 2005年4月
価格 ¥1600
ISBN 4835590562
不肖・宮嶋の同級生もとい同期卒業生が処女出版を果たしたので謹んでご紹介させていただきます。
ただの同期ではない。あの名門白陵中学高校の6年間、うーんもっと正確に言うと中学3年から卒業までの4年間同じ学び舎ですごしたのである。別に作者の谷川氏は編入したわけではないが。友情協力として表紙の写真も提供させていただいた。
それにしても小説とはいえ、主人公の親友のあの43歳の報道カメラマンとはなんや?
確かにわしはあのカメラマンのようにルーマニアにもルワンダにも行ったがアフリカでは女は買わんかったし、エーゲ海で結婚式もあげたことないど。まあ小説、フィクションやからおもろかったらそれでええんやが。
それにしても同期でブン屋になったのがもう一人おったとは知らんかった。
大学の同期では新聞の写真部に入ったのごろごろおるが、高校までの同級生では産経新聞の大阪でデスクやってる西島君しか知らなんだ。不肖・宮嶋も今まで30冊近くもこのHPでご覧のように風呂のまきにもならんようなとんでも本を世に出してきたが、小説は一冊もない。
いや正確に言うと10年まえに一大カメラマン冒険活劇の小説に挑戦して半分以上かきあげたのたが、その後忙しさにかまけて中断したまんまである。しかし・・・事実は小説より奇なりとよう言うた。主人公たちの精神的バックボーンを形成したわが母校をモデルとしたとしか思えん学校は現実はもっともっときびしかったし、第一女子高生はクラスにおらなんだやないかい。それに学校創設者の園長先生は小説よりもっと怖かったが皆に平等に厳しく一部成績優秀者や特定の運動部に特権を認めるほどあまくなかったで。
ほんでもって主人公のもとブン屋が現役入学現役卒業しとるがその親友のカメラマンは一年留年しとるけどあれはないで。あれ逆ですから。谷川と過ごした期間が6年出なく4年なのはそれが理由でっせ。まあ小説ですから。大学の国語の入試に使われたらすごいのう。とりあえず、出版おめでと。売れたらもっとめでたいのう。