正論 8月号

正論 8月号
■発行産経新聞社
■定価900円(税込み)

今回の連載は例年やと10月号あたりに掲載されてるはずの陸上自衛隊による「富士総合火力演習」となった。本来なら今頃東京を主舞台とした五輪がはなばなしく開催され、その支援のため我が自衛隊も出動するため、毎年8月末に執り行われていた「総合火力演習」略して総火演は今年は新緑のときの5月末の開催となった。初めてのことは他にもある。この中国大陸発症の「新コロ」対策のため、無観客開催、ただし、インターネットの生配信付きとなったのである。これはいただけん。総火演の醍醐味は大口径砲の実弾射撃を目の前で見れる、聞けることや。あの五体をに響く砲声、ほほを打つ衝撃波はナマで見てこそや。いや、わしらのためのライブ配信というのは分かってるけど、それでも、やっぱナマがええわ。それが国防を国民に理解してもらう最善の策やで。そやで。戦車にしたって、砲撃にしたって、人間を殺傷しうる危険なもんやということと同時にその銃後におったら、そりゃあ頼もしいとよう分かる。