正論 4月号

正論 4月号
■発行産経新聞社
■定価840円(税込み)

今回の連載は昨年に続いて行ってきました、西海岸でくりひろげられたアイアンフィスト(鉄拳作戦)である。去年と比べ、ちょいとスケールダウンした感はいなめんが、まあ政治ショーと化した平昌五輪の開会式のまさに当日繰り広げられた陸上自衛隊西部方面普通科連隊と米海兵隊による強襲上陸訓練の様子である。写真的にももう少し工夫があってもよかったが、なんちゅうても実戦的訓練に水差しとるわけではないんやが、海兵隊の記録用のコンバット・フォトグラファーが2名も写りこんでるのである。まあそれでも今回の連載で予言したとおり、五輪も朝鮮半島情勢も北主導の政治ショーの様相を呈してきよった。ほんまこのままやと、まもなく挑戦民族悲願の南北統一が実現されるわ。ほれで統一朝鮮の初代国家元首はあの刈り上げになるで。他には先日亡くなった惠谷治氏が「本物の工作船はこう侵入してくる」というタイトルで、ワシも秋田まで出かけていって取材した、ここ一年で激増しとる北朝鮮からの漂着船の正体を分析されている。ほんまあんなちゃちい木造船で日本海の荒海渡ってくる根性は見上げたもんやが、あいつら密漁したり、北海道から発電機や原チャリぱくった犯罪者やないか。我国の海洋資源から漁民の財産奪う略奪者ドモやないか。あそうか、南は南で我国島根県の島、我国の領土を不法占拠続ける侵略者やから、やっぱり南北同じ民族気が合うというもんか。惠谷氏とはワシが学生時代に当時のソ連の写真を提供して、お名前を知った、まあそれからずいぶん時間がたってブラウン管にもたびたび登場されるようにった。あのとき原稿料もろたかな?富士総合火力演習にも招かれていらしたのも、レンズを通してやが、拝見していたが、亡くなったやな・・・合掌。