正論 9月号

正論 9月号
■発行産経新聞社
■定価840円(税込み)

今回の「不肖・宮嶋の現場」の連載は週刊文春の取材で行った北海道で行われた、陸上自衛隊による長距離北方機動演習、ようは戦車、戦闘装甲車、や100両以上の自衛隊大型車両が街中の一般道をまる3日間にわたる移動訓練をまったく違った視点で捉えたカットである。そもそも地上走行した90式戦車は千歳市の陸上自衛隊東千歳駐屯地から、苫小牧港まで、そこから防衛省が借り上げている民間高速フェリー「ナッチャン・ワールド」に載せ、洋上移送して、釧路港へ、そこで陸揚げして、ここまでは全百両の自衛隊車両とおなじやが、90式戦車と戦車回収車はトレーラーに載せられ、自走せず、装甲戦闘車他は釧路市内を通って、矢臼別演習場まで自走し、トレーラーはその後深夜になってから、矢臼別演習場まで運ばれた。まあ理由は釧路市内の橋が90式戦車の50トンの重さが制限ギリギリやとかいうどうでもええ理由であったという噂であった。ちなみに戦車、装甲戦闘者ともどもキャタピラー(は企業名で正式には無限軌道)の履帯一つ一つにゴムパッドを履かせ、制限速度も市内は20キロを厳守という、まあ騒音、振動にこれでもかというぐらい自衛隊は気を使っていたが、それでも「なんでも反対派」は現れた。本誌の千歳市内では駐屯地近くの夜でも明るいセブンイレブン前にしかでてこんかったが、釧路市内では戦車が制限速度守ってゆっくり、走行しとるのをええことに、矢臼別までつぎつぎ、先回りしていた。ほれでもって反対派の皆サマのほうが戦車よりよっぽどうるさかったし、渋滞ひきおこしてたで。他には産経新聞の写真部、早坂先輩が北岳に登られ取材されていたが、先輩お元気すね。南アルプスの北岳は富士山に続き、高い山というより登るには富士山よりむずかしい、もはや、冬場は、まあ富士山も登れんが、もうアルピニストの世界やが、やっぱ2番ではだめなんですか?のレンホー前民進党代表のセリフやないが、2番はホンマ影うすいわ。