夕刊フジ 6月22日号

夕刊フジ 6月22日号 夕刊フジ 6月22日号
■発行産業経済新聞東京本社2017
■定価140円(税込み)

今回の連載は左マキの皆サマが「共謀罪」と呼ぶ「テロ等準備罪」について述べさせてもろた。今だ先日の都議会選挙運動華やかなり時も、反現自民政権活動家の間では「共謀罪反対!」「共謀罪廃止!」と叫ばれとるが、もはや両院通過して成立した法案やろ。今更反対やのまでけんこともないにしてもや、廃止って、そりゃあいっそのこと憲法改正までいうんやったら、わかるけど、うんまあ大変や。わしはべつにいわゆる「共謀罪」でけたって、かまへんわ。そりゃあ今までより、肩身はせまなるやろ。いくら政府が報道機関やカタギの衆は監視対象にはなりようがないないと言うたってや、その政府が政治家にとっては都合がええようなっとるはず、あとでなんとでも運用でけるはずや。それにそれを取り締まる役所は当然、わが国治安機関つまり、警察がメインや。その警察という役所は日本の官庁のなかでももっとも組織防衛とその仕事柄仲間意識が強い性格が顕著や。いったんぱくった被疑者を起訴するためには、もう全力で証拠集める。そのためにはいままでにもさんざん、一線を踏み越えた捜査も少なからずあった。それが信用ならんという「何でも反対派」の主張も一見正論に聞こえ、左巻き予備軍にも受けもええやろ。せやけど、ふだんから何の悪いこともしてないほとんどのカタギの衆は少々監視社会になっても安全な町のほうがええんとちゃうか?現にロンドンはそこらじゅう監視カメラだらけやそりゃあカタギのロンドン市民も気色エエことないやろ?せやけどあれほどイスラム原理主義者のテロが頻発してもすぐに犯人判明しよるのは監視カメラのおかげ大やないか。いやわしかて警察にいや家族にもバレたら面目丸つぶれの恥も多い。墓の中までもっていかんといかん秘密もある。そんながばれる恐怖よりいつテロに巻き込まれるかもしれん毎日送る恐怖より、まだ監視社会のほうがましやと思う市民も多いで。