夕刊フジ 6月8日号

夕刊フジ 6月8日号 夕刊フジ 6月8日号
■発行産業経済新聞東京本社2017
■定価140円(税込み)

今回の連載はこれはこれは最近世間の話題をさらっている、いくつかの問題にからめ、いつかはやってみたかった故・人生幸朗師匠風にのべさせてもろた。というても、古いか・・・わしら関西地方出身者でもあのボヤキ漫才知ってる人は少ないか。人生幸朗師匠はボヤキ漫才というより、インネン漫才やがコンビを組んでいた生恵幸子師匠との夫婦漫才でもあった。お二方とも鬼籍にはいられたが、ほんま人生は何かを成し遂げるのには短すぎる。そういえば、人生幸朗、生恵幸子師匠と並んで、わしがだいすきやった若井子づえも早死にしてしもうた。まあ上方漫才の歴史はさておき、今回は共謀罪や表現、集会、結社の自由を侵害するおそれのある憲法違反の疑いがあると大騒ぎするカタガタや野党のセンセイ方がやで、なんで自衛隊制服組のトップ河野統合幕僚長がわざわざ個人的見解と断ったのにもかかわらず、「憲法改正」を歓迎する発言はけしからんとこきだしたんやろ?おんどれらには言論の自由は100パー守られなければならないが、自衛官の言論、表現の自由は制限されなければ・・・いやない、とこきだしたのである。野党のセンセイ方にあって、自衛官に無いものは二枚目の舌ぐらいじゃあ!とわしが夕刊フジに寄稿したときの原稿にはあったが、この下りは紙面ではカットされた。これはわしの表現の自由が紙面上で制限された・・・わけではなく、単なる字数の制限のためであった。まあわしの原稿はいっつも決められた字数の倍以上のうえ、字が読みづらいと評判最悪である。ほんま各出版社にはコード・ブレーカー(暗号解読者)と呼ばれるわしの原稿読める専門の編集者がおるくらい、迷惑かけっぱなしで、恐縮である。