Weekly SCOOP 週刊「スクープ」 
新装刊特別号 (SPA! 臨時増刊号)

Weekly SCOOP 週刊「スクープ」新装刊特別号 (SPA! 臨時増刊号)
■発行(株)扶桑社
■定価420円(税込み)

週刊スクープという映画「SCOOP」のなかででてくる週刊誌が実際創刊された。まあ形はSPA!の臨時増刊号になっているが、裏表紙も映画主演の福山雅治氏が出演している「アサヒスーパードライ」の広告が掲載されているし、書店やキオスク、コンビニでもこの誌名で定価販売されている。内容は映画「SCOOP」に関する文字通りスクープネタ、福山氏をはじめ、出演俳優、女優のインタビューをカラーグラビアで紹介している。しかも大根仁監督と新谷学週刊文春編集長というすごい対談も掲載されている。大根監督が新谷編集長のいすにふんぞりかえっとるわ、これやったらSPA!でなしに週刊文春別冊でやったら売れたんと思うのはワシだけか?ワシが本誌「SCOOP」に登場させていただいたのは」ワシのスクープ列伝」のなんと5ページに渡って、金正日も麻原彰晃も久しぶりにドカーンと大きく掲載された。たった1号の「SCOOP」新装刊号のために記者とカメラマンの方々が新つつみ荘までお越しになられた。主演の福山氏といい大根監督は2回もやけど、映画は事前取材もクランクアップ後の宣伝も規模がでかい。が、わしがロケ現場に伺っていっちゃん驚いたのは、エキストラの警察官役やカメラマン役の方々もみーんな役者さん、交通整理や群衆整理のおねえちゃん、にいちゃんもみーんな小道具や脚本とほかに仕事ある方々で、遊んでるやつなんかだーれもおらん、それはそれは緊張した、ほんまの報道現場なみにてんぱったもんやった。ほかには袋とじまである。映画のなかででてきた本物のスクープ記事の名作選が袋とじになっとるんやが、ネタばれになるので、映画見終わってから開けてくださいと但し書きも、映画のなかでは滝藤賢一氏がこの袋閉じ担当デスクを演じていた。袋とじのクレジットも撮影都城静、取材行川野火としっかり載っている念のいりようである。さらに、映画にでてきた「珍名風俗店 マジメに大研究」のコーナーが2ページ、わしも台本読んで大笑いした。乳首攻め専門風俗店に主人公の静が編集者から紹介されるシーンでである。ワシの記憶では「ビーチクボーイズ」でなく、「ビーチク、パーチク」であったが、この「ビーチクボーイズ」ほんまにあったという、主人公の静は借金まみれのくせに、風俗通いをやめんという設定、張り込み中にもカーセックスという、ワシらでもやったことないくらい風俗好きで描かれるが、ワシも台本読んだときは、この都城静カメラマンをホンマに福山雅治が演じるのか、と目を疑ったほどであった。