夕刊フジ 4月21日号

夕刊フジ 4月21日号 夕刊フジ 4月21日号
■発行産業経済新聞東京本社2016
■定価一部140円(税込み)

今回の連載はまさに現在進行形の熊本地震の緊急地震速報のイライラを述べさせてもろた。確かに地震の予知はむずかしいで。昔の地震の正確な記録もないこともあるやろうけど、もう無理やで。というより、現場はあの電子音に振り回されイライラや。ほんまにでっかい地震の前やった5秒前でも助かる命もあるやろ。わしは自分は安全地帯にいながら被災者に無責任にも「がんばってください」と声かけるだけの有名ジャーナリストとちゃうで。本震翌日の15日には熊本入りしとったんや。それが16日の深夜のM.7のが本震で一昨日のは実は本震やなくて序震やったって・・・わしは死にそうな思いしただけやけど、14日が本震やからとうちにもどってそこでもっとでかい本震に襲われ亡くなった人のほうが多いやないか。その本震でさえ揺れてから緊急速報だしやがって屁のつっぱりにもならへんやないか。直前に鳴っても、直後たまーにしょぼい揺れが何度か来たぐらいやないか。何十人も死者だして、腹切った学者もおらんかったら、辞任した官僚も一人もおらん。それで政府はそんなできもせん地震予知に何億ものゼニばらまきやがって、それで地震起こってからなんたらプレートやのなんちゃらトラフやの勝手に名づけやがって、そんなプレート見たやつおるんか?そんなええかげんなお役人サマや学者センセイと違って一面にある神戸山口組の熊本での炊き出しのほうがよっぽど被災地の方の役にたっとるど。夕刊フジ紙面では「利権狙いか」とも疑ってるが、それでも、カタギの衆あっての極道という基本ポリシーを具現化しとるだけやろ。実は阪神淡路の震災の直後も先代のというても分裂する前の山口組五代目の渡辺組長が街頭出て陣頭指揮、姉さん方の手も借り全国の傘下団体から持ち前の機動力発揮して役所なんかよりよっぽど気の利いた紙おむつやトイレットペーパー、カップめんに菓子パンを無料配布したわ。今の神戸山口組は5五代目の出身やった山建組が中核になっとるから、ここは「利権狙い」というよりその男気を認めてもええやろ。そういえば阪神淡路のときもイタリアのテレビ局まで神戸本部まえに取材に来た。いわく「マフィアの本家イタリアではマフィアは絶対こんなことしてくれん」らしい。がイタリアって、マフィア生まれてからでかい震災ないやろ。