正論 3月号

正論 3月号
■発行産経新聞社
■定価 780円(税込み)

今月の連載は9年連続最多連載登場皆様お待ちかねの沖縄アホ成人式、今年もまあお下劣、低ノー、いや最悪最凶、ここ9年で最多の逮捕者を出した。この不肖・宮嶋32年のカメラマン生活で一挙に8人が逮捕されたのを見たのは・・・もっと多い500人以上というのは三里塚闘争の10.20で見たがそれでもその際でも多くは公務執行妨害罪や、火炎瓶取締り法違反、凶器準備集合罪なんかの比較的かわいいもんやったが、今回は殺人未遂の現行犯である。わしもそりゃあビビリ倒した。はじめてやもん、見たの。殺人未遂の現行犯で8人というんは・・・現場はそろそろアホ乱舞も収束しつつあり弛緩ムードが漂いつつあり、夜の帳も降りつつあった夕暮れ時、ヒトラーいわく人民がもっとも熱くなりやすい時間帯やが、一度国際通りを通り過ぎようとしたものの、速度が出ていたため、逃げられた白黒ツートンのパトカー塗装のオープンカー。ご丁寧なことにこのアホドモの出身中学名で警察本部の活字塗装の念のいれよう、プラス「かかってこい」の警察への挑発のスプレーのなぐり描き。もう一台も竹やりマフラーに屋根をぶっちぎったモロ違法改造車に週刊誌でも掲載できない「ア●ル開発株式会社」という法人名まで大きく描かれ、おまけにそのただでさえはずかしい改造車にハコ乗りしてるあほの名と出身中学名の幟までおったてているのである。これだけでも親が見ても「よっ!カッコいいぞ!」と応援したくなるのやろか?沖縄では。実はこの時期地元有線テレビらしき局見たらモロ成人式の貸衣装屋や、美容院がCM打つとるのである。しかもどう見てもカタギやない集団が悪趣味なそろいの紋付しょって、ウンコすわりしとるとこである。それがかっこいい、宣伝になると、沖縄ではマジで思うとるのである。そんなキ●ガイ車が2台連なって、人がはねられたら死ぬ速度で、観光客でごったかえす国際通りにつっこんできたのである。そりゃあいくらアホ新成人にやさしい沖縄県警も怒るで。しかも一台の警察挑発パトカーモドキはさっき捕りもらしたヤツである。この暴走車を止めんと警棒でボディーやフロントグラスをどつきまわす鈍い音にもひるまず暴走をつづける超アブナイ改造車に飛びうつる勇敢な警察官が運転しているアホをどつきまわして、ようやく暴走車を止めることに成功、乗っていた全員が殺人未遂の現行犯で逮捕という大捕り物やったのである。その逮捕劇のほぼ全員を目の前で繰り広げられたのである。逮捕8連発をアホの鼻ツラで捕れたのである。こんなカメラマン冥利に尽きる原場やというに、国際通り近くに本社ビルを構える「タイムス」や「新報」のカメラマンもとんと見んどころか、これほどの大きなスケールの逮捕劇の割りにカメラマンが少ないのである。翌日のワイドショー見て判明したが、沖縄のアホ成人式より年々悪趣味度が増しつつある北九州の成人式に中央のテレビ局はクルー送りこんどったのである。アホやのう・・・見かけは北九州のほうが悪趣味でも悪のスケールが沖縄と比べモンにならんほど、かわいいもんや。この写真見てみい。袴の裾はだけて汚い足さらし、警察官4人に取り押さえられてもヘラヘラ笑うアホヅラ。なんか違法な薬物やっとる顔やで。アホの新成人のことや、酒たばこに加えて危険ドラッグもやってもええと思うとったんやろ。週刊文春誌面では逮捕の有無にかかわらず、目立ちたがりのアホ新成人のご希望通り、アホヅラをそのまま掲載させてもろうたが、正論誌面では産経新聞という新聞社の基準からか、黒塗りの不細工な視線がいれられた。別にええやん・・・アホ本人がよろこんどるんやから。他には産経新聞、加藤達也前ソウル支局長と拓殖大学教授、呉 善花氏との対談「パククネ大統領との500日戦争を終えて」も興味深く読ませていただいた。加藤氏はわしがお目にかかった鬱陵島の際から朝鮮語に堪能で韓国人のメンタリティにも精通されてたが、加藤氏のコラムを韓国政府が問題視始めた頃さすがに不安にかられた際もソウル支局にいらした先輩の名村隆寛編集委員から「事を荒げたくない日本人の心理を韓国人ははじめから知って利用してくるから、妥協も取引も一切無用」と諭され元気付けられたという。最後の弁の「日本ははどうして韓国の政府、政権、財界、メディアにこれほど寛容なのか」という疑問には全く同感である。ほんま、おりもしない「強制連行された従軍慰安婦」にとうぜんありもしない人権にあれほどお怒りになった新聞社や政治家のセンセイは韓国政府や司法が加藤氏にやった野蛮きわまる暴力にお怒りになられんのやろ?