自衛隊兵器の真実 日本VS中国
(男の隠れ家 10月号 増刊号)

自衛隊兵器の真実 日本VS中国 (男の隠れ家 10月号 増刊号)
■発行(株)三栄書房
■定価840円(税込み)

ミリタリー専門誌の編集をよくやっとられるプロダクション、アズワンの貝方士氏が編集されたムック本に協力させてもろた。表紙にまで元航空自衛隊幹部、現作家の潮匡人氏と並んで名前挙げてもろて、恐縮である。このムックの編集人でもある貝方士氏とは先日の富士総合火力演習でもお会いしたばかりやが、このムックは普段は三栄書房が発行されとる「男の隠れ家」である。背表紙裏には本身の日本刀のカタラグと通販の宣伝、さすが男の隠れ家の名にふさわしいしぶい広告である。このあたりからそんじゃそこらのミリタリー専門誌と気合が違うというもんや。さらにそのつぎのページの広告にはわしが写真担当し、同タイトルの写真集も昨年出版した「国防男子」「国防女子」のDVDの宣伝もある。しかしさすが専門誌とため息が漏れたのは裏表紙の広告、なんと福井空港で「自家用操縦士免許にチャレンジ!」という飛行クラブの広告が掲載されている。しかし本ムックはタイトルにあるとおり、日中の装備、その数、性能、人員も含めた本当の戦力差の分析である。もちろん日米関係も含めた政治関係もいざ戦となったら重要やが、いやクラウゼビッツの「戦争論」によると、そもそも戦争っちょうのは政治の延長やというから政治がまともやったら、戦に勝てるというより、戦に巻きこまれない、もしくは戦をしかけられないろいうことや。その点地理的に中国の隣人となっただけで我が国は不幸である。ちなみに日本と中国が戦火を交えたのは2回、日清戦争では清と呼ばれていた頃と前の中華民国、現在の大陸の中国共産党政権は日本の終戦時、まだゲリラ状態、その後国共内戦に勝ったのはそりゃあホンマ。そして1949年、天安門広場で毛沢東が中華人民共和国樹立宣言する。なのに抗日戦戦勝70周年を祝うて・・・中国人は算数できんらしい。万歩譲って、共産党軍が組織的に戦闘しとったとしても、1949年が戦闘終結戦勝記念日やった、抗日戦戦勝61年後やないか。まあ万事、人の手柄を横取りという最も卑劣な奴らの武器、装備である。自主開発とこいてるのは中国人だけ、航空機、潜水艦等重要な武器のほとんどはソ連製のパクリで勝手に中国名をつけただけ。とはいえ、日本人が望まないにしても向こうは戦やる気満々、尖閣は絶対奪うと国際社会に高らかに約束してしもうたのである。日本へは近い将来、いや明日にも侵略してきてもおかしないのである。中国人民解放軍の武器の研究は怠るべきやないやろ。