正論 6月号

正論 6月号
■発行産経新聞社
■定価780円(税込み)

今月の連載は硫黄島染70周年、今回で5回目の硫黄島訪問を果たした。6回か、米軍機でNLP(夜間離着陸訓練)取材もいれたら6回か。1回でも行けない遺族のかたやただでさえ少ないこの地で実際戦い、生き残った元旧軍将兵のかたもあられるなか恐縮であるが、この6回の機会を逃さず、訪れた。しかしもちろん50周年のときも訪れたが、今回は状況が一変。乗れんのだえる。硫黄島行きの飛行機である。硫黄島には現在航空、海上両自衛隊の航空基地しかない。民間人の帰島がいまだかなわんことから民間機の定期便がない。船で行こうにも港がない。父島まで週一回の小笠原丸で25時間、そこからさらに300km行っても港ないのである。海上自衛隊はそこで揚陸艦でビーチングする。が、民間人は軍の輸送手段使わん限り上陸は絶対無理な島なのである。50周年のときは日本政府が航空自衛隊のC-1輸送機を手配した。日本側のみならず、硫黄島戦の日米合同の慰霊祭のため、米軍も協力。しかし今回は参加人員も20年前より少なく民間機のチャーター便を仕立てることになったというが、主役の日本側の旧軍元将兵や旧島民も少なくなったとはいえ、それでもう一杯、同乗メデイアは外務省北米課が硫黄島協会の要請?かなんかで仕切るから外務省記者クラブ加盟社のなかから代表数社のみ。当然フリーのわしなんかに席は無かった。もうひとつの手は一方の主役アメリカ海兵隊の輸送機に同乗やが、在日米軍に事前に確認したら、今回は米軍としてメデイアに輸送手段提供する予定はないということであった。が実際は沖縄普天間飛行場からC-130輸送機に沖縄のメディアのご機嫌とるためかどうかしらんが、乗せた。那覇に支局のある大手新聞もテレビ局も外務省が仕立てたチャーター機の代表から漏れた社もみーんなこのC-130に乗ったことになる。わしがこれを知ったのはすでに別ルートから足確保したあとやった。同じチャーター機というてもグアムからのチャーター機ですでに支払ったあとであった。たしか20年前はサイパンからチャーター機飛ばし、ベテラン(退役軍人)やその家族が日本側からの数倍もの規模で訪れたが、東京都と外務省の計らいで出入国手続きなしやったと記憶していた。今回はさすがにそないなことないやろと、そういった役所手続きで我が国の硫黄島での主権も興味あったので、アメリカ側からの取材にこだわった。他には加藤達也前ソウル支局長の「出国禁止8ヶ月、韓国からの帰国」の記事は重い。そうやで、加藤前支局長を知る者としては、やっとこさ、8ヶ月にも及ぶ理不尽な嫌がらせから、やっと帰国できたと、ご本人は喜んでばかりおられないのである。加藤前支局長にはこれからも裁判への出廷という義務が課せられているのである。でもどうせ半島のインチキ裁判やんか、無私したらええやん・・・とはイカンのが日本人の律儀のとこか、いや無視いたら韓国人と同じレベルに身を落としてまう、それに他の日本人にその腹いせでえげつない嫌がらせしかけてきよるのは必定や。現にアメリカでは。おりもせん「強制連行された従軍慰安婦」が天皇陛下にまで謝罪を求め、それができんのなら銭払えと、とまあ。日韓国交正常化50周年行事の翌日に言い出すぐらいや。加藤氏が出廷しようがしまいが、我が国にたいする嫌がらせは増す一方や。それよりそのアメリカでの恐喝裁判、朝鮮人慰安婦を売春婦とホンマのこと書いた産経新聞も被告にしとるらしい。けったいやで。なんで強制連行された従軍慰安婦を捏造した名前を書くのも汚らわしい売国奴とそれに協力した朝日新聞を被告にせんのやろ?やっぱなんかあるんやで。いやその裁判やっとる捏造された従軍慰安婦のフリしとる韓国人どものケツ掻いとるんが、その新聞社ちゃうか?