正論 4月号

正論 4月号
■発行産経新聞社
■定価780円(税込み)

今月の連載はここ3年連続で恐縮やが、東日本大震災4周年ものとした。あの日から4年、震災発生直後に福島第一原発の前電源消失、深刻な事故を発生、水素爆発まで起きたことすら知らず、南相馬のラブホテルに滞在していたのを最後に、福島第一原発から20km圏内は自由な立ち入りがかなわなっかたが、4年経ち、今は第一原発から数百mの国道6号線までは通るだけなら、だれでも立ち入れる。もちろんここに住み暮らし、仕事や家庭があった双葉、大熊の町民すら制限つきでしか帰還できない状況は変わらない。その国道6号線から双葉町のフェンス越しの商店街をグラビアに、気仙沼の海に浮かぶレジャー施設のビルの現状を活版に使わせてもろた。