J シップス 4月号

J シップス 4月号
■発行イカロス出版
■定価1,480円(税別)

背表紙に堂々と広告打たれたのはわしのカレンダー(機能付き報道写真集)も毎年発行されてるフォルムが製作されたDVD作品「ポセイドンの涙」。東京渋谷の映画館、ヒュマントラストシネマ渋谷や、大阪のシアターセブンで試写上映された際は号泣された観客のすすり泣きで充満したぐらいという。本来はDVD作品のはずやが、被災地の東北や地方の映画館でも上映が決定した。わしはこの企画に偶然・・・ではないか、必然に関わった。この作品の主人公の一人、村上渚3等海曹(当時)に東日本大震災発生直後、石巻沖で被災者の入浴支援にあたっていた海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」艦内でお会いした。当日はむちゃくちゃ寒く、石巻からLCAC(高性能ホバークラフト)で瓦礫をかきわけながら沖合いの「おおすみ」に向かった。艦内では男湯、女湯の2つの大きな湯船が車両甲板に臨時で設置され、炊飯のためのスチームを使いあっというまに「ええお湯」を沸かした。被災民が入浴中に洗濯、乾燥も、あげく携帯電話の充填もやってくれた。入浴後には熱いお茶や、ソフトドリンクも用意され、帰りのLCACの準備ができるまで、横須賀音楽隊でもある村上3曹ら3人の女性自衛官が演奏と歌で皆を一時苦しさを忘れさた。その際も艦内はあたたかいお湯ともてなしから、すすり泣きの嗚咽で充満し、なかには拝みだした被災民もおられたぐらいであった。まあそれがきっかけでこのDVD作品のインタビュー写真の一部を担当させていただいたが、写真はあくまで本作品では刺身のつまみたいなもんである。ムービー動画のほとんどはわしの写真集「国防男子」「国防女子」のDVD版も担当された大島孝夫氏が監督と撮影を担当された。ナレーションはしぶい声の俳優榎木孝明が務められ、日本人なら涙なしで見れんドキュメンタリー作品に仕上がってる。後半の「メディア インフォーメーションのコーナーでもトップでとりあげられているぐらいや。その後ろのイカロス出版も入っているビルの一階の乗り物のことならどんな書籍、映像、資料も取り揃えている知る人ぞ知る「乗り物倶楽部」の通販ページでは拙著「国防女子」「国防男子」のDVDも紹介されてるのでまだ見てない方は「ポセイドンの涙」ともどもご覧いただきたい。