ストライク アンド タクティカル マガジン
3月号

ストライク アンド タクティカル マガジン 3月号
■発行(株)SATマガジン出版
■定価1600円(税別)

今年初めてのSATマガジン誌上の連載は昨年秋の御嶽山噴火に対しての陸上自衛隊、長野県警、消防の災害派遣活動についてであったが、いかんせん隔月の発行、新年最初のネタが昨年秋というんのもカビくさい感が否めない。とはいえ御嶽山の噴火災害ではいまだ6名の行方不明者が山頂付近にとりのされたままである。粘着質の火山灰と積雪に加え、冬場の悪天候で大型ヘリの山頂付近の離着陸がままならんうえ、低酸素でさすがの猛者たちの行動もおおいに制限されるし何より、猛吹雪が吹き荒れ、はっきり言うて、2次災害の恐れすらある、しゃれにならん山なのである。御嶽山は。6名の行方不明者捜索は今春の雪解けを待って再会されるのは言うまでもないが、長野にはこの御嶽山噴火災害派遣取材の加え、白馬村を襲った震災取材ですぐに再訪するはめになったが、毎度訪れるたびに思う、長野は広い。確か北海道の次とちゃうかったかな。ほんまに車での移動に時間がかかる。そりゃあ今度開通する、北陸長野新幹線使うたら便利で早いが、悪路用のRV車が現地でなかなか調達できん。案の定、わしが白馬村取材から帰京するときには降雪が始まり、それがドカ雪に発展、白馬村は震災による家屋倒壊に加え、屋根への降雪による倒壊の棄権も増した。宿はどこもかしこも我々同業者が押しかけ満室状態、やもうえず片道1時間以上かけて伊那にとってもらったが、なんてこたあない道中の温泉宿はこの秋の行楽シーズンにもかかわらずキャンセルが続き、十分空き室があった。まあこれは白馬ではなかったが、白馬の取材はこれまた片道1時間半以上かけ長野市から通った。ほかには表紙に昨年秋にわしも初お目見えを取材した機動戦闘車が離島に向け船積みする訓練風景がまだ防衛省にロールオウト(制式配備)される前やからエンブレムも防衛研究本部のまま。中国による小笠原諸島日本領海内の組織的赤サンゴ強盗団の事情聴取シーンを遠方から望遠で捉えた「スクープ」も掲載されている。取材したのは柿谷哲也氏。柿谷さんは確か神奈川県にお住まいやから、横浜港は自分の庭みたいなもんやろ。これが事情聴取やなくて、逮捕シーンや取り締まりシーンやったらもっとすごかったが、わしもオスプレイ父島初飛行で父島訪れ地元で人脈築きかけたんやから、なんとか再訪し、父島で取材かkrたかったんやが、別の仕事に関わり・・・なんて現場に行けんかったノーガキをくだくだこくようになったらおしまいや。産経新聞の早坂カメラマンの荒波の中での海保の巡視船と中国強盗漁船との追跡シーンはそりゃあぶっとんだ。いやあやっぱ行くんやった・・・今更後悔するようじゃやっぱ焼き回った証拠か・・・そろそろ足洗うか・・・